こんにちは。あつし@Webマーケターです。
今回は、「Webマーケティング初心者のためのステップアップガイド」について書いていきます。
Webマーケティイングの仕事をおこなう環境は、大きく分けると「広告代理店」と「インハウス(事業会社)」の2つになると思います。
僕は、マイナーなグルメサイトの営業から未経験で広告代理店に転職し、その後、インハウスのWebマーケターに転職しています。
広告代理店ではWebマーケティングコンサルタントのリーダーを経験し、現在はインハウスでマーケティング部のマネージャーをしています。
「広告代理店」と「インハウス」の両方の環境で働き、未経験からマネジメントクラスまでを経験しているので、それぞれの環境で「こういうキャリアパスがあるよ!」というお話ができればと思います。
Webマーケティングの仕事に慣れてきて、「これからキャリアをどう進めていこうか」と考えている方は参考にしてください!
広告代理店でのステップアップ
まず、広告代理店での「ステップアップ」についてです。
僕が働いていた広告代理店では、「営業がアポイントを獲得し、初回商談をおこなう」→「Webマーケティングコンサルタント(コンサル)が営業に同行してクロージングをおこない、契約を結ぶ」→「コンサルがキックオフMTGでヒアリングなどをおこなう」→「コンサルが広告媒体の選定や初期設定を決め、広告運用担当に引き継ぐ」→「広告運用担当が日々のチェックや管理をおこなう」→「コンサルがレポートを作成し、次の施策を考案する」→「コンサルがクライアントを訪問してレポート報告」という仕事の流れになっていました。(※広告代理店によって多少の違いはあると思います。)
この流れを見てもらうと分かると思いますが、広告代理店で中心になるのは「Webマーケテイングコンサルタント」です。
僕も未経験で広告代理店に入社し、まず広告運用担当を経験した後、Webマーケティングコンサルタントになりました。
同じ部署に営業・広告運用担当・コンサルがいる場合、コンサルの待遇が最も良く、マネジメントクラスに上がるのもコンサルです。
ですので、広告代理店でのステップアップは、「コンサルではない場合はまずコンサルを目指す」→「コンサルになったら結果を出してマネージャーを目指す」という形になります。
Webマーケティングコンサルタントに必要なスキルは複数あり、もちろん「Webマーケテイングのスキル」は必須ですが、それと同じくらい重要になるのが「営業のスキル」です。
広告代理店の売上は広告運用代行の手数料なので、「アップセル(広告予算の増額など)」や「クロスセル(別媒体の契約など)」の交渉や、成果が悪い時も解約されないようにフォローするなど、コンサルには営業的な役割りが求められます。
「担当するクライアントの総広告費」がコンサルの評価基準の1つになっていることも多いと思いますし、マネージャーになると部署全体の売上アップは必須の業務になります。
僕はもともとマイナーなグルメサイトの営業を4年間やっていたので、コンサルになって営業的な役割りを求められても苦ではなかったのですが、この「営業のスキル」がWebマーケティングコンサルタントの向き不向きに影響していたように思います。
営業的な役割りを求められると知らずにコンサルになった人が仕事に違和感を持ったり、そもそも営業的な仕事が苦手だったりと、この「営業のスキル」の部分が原因で辞めていく人を見てきました。
Webマーケティングの仕事は好きだけど、営業的な役割りを求められるのはちょっと違うかなという方は、次で解説するインハウスのWebマーケターが向いているかもしれません。
営業や接客業の経験があったり、コミュニケーションが得意だったり、クライアントと一緒に成長していきたいという方は、「Webマーケテイングのスキル」と「営業のスキル」を磨いて、Webマーケティングコンサルタントでステップアップしていくのがおすすめです!
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インハウスでのステップアップ
続いて、インハウスでの「ステップアップ」についてです。
「インハウス」は企業のマーケティング部のことで、僕は広告代理店からインハウスのWebマーケターに転職し、現在はマネージャーをしています。
複数のクライアントを担当する広告代理店とは違い、インハウスは自社の商品・サービスのマーケティング活動を担当します。
自社の商品・サービスに集中して取り組むため、Web広告、SEO、SNS、オウンドメディアなどのWebマーケティングはもちろん、CM、看板、DMなどのオフラインのマーケティングに関わることもあります。
広告代理店では様々な案件に広く関わることができ、インハウスでは1つの案件に深く関わることができるという特徴があり、僕は1つの案件に深く関わる方が向いていたのでインハウスで働いています。(※クライアントとの仕事も好きなので将来は広告代理店に戻っている可能性もあります。)
インハウスのWebマーケターのステップアップについてですが、まずはWebマーケティングの全ての業務を自分1人で担当できる(最低でも管理できる)ようになることを目指しましょう。
1つの案件に深く関わるというのは、言い換えると、Web広告にも、SEOにも、SNSにも対応できるスキルが求められるということです。
また、例えばWeb広告の運用にしても、リスティング広告やSNS広告など複数のプラットフォームの運用ができるのはもちろん、LPやバナー、動画のディレクション、GTMの設定、ヒートマップ分析など、広告周りのことは全てカバーしている必要があります。
外注している場合もあると思いますが、その場合でも代理店や制作会社の管理ができる程度の知識は必要です。
会社の規模によっては、そもそもWebマーケターが自分1人しかいないということもあるので、Webマーケティングの幅広いジャンルに対応できるようになりましょう。
そして、全ての業務に対応できるようになったら、マネージャーへのステップアップを目指します。
マネージャーの業務は会社によって異なると思いますが、現在、僕がやっていることで重要だと感じているのは「部署の管理」と「他部署との連携」です。
「部署の管理」は、目標と予算の管理、経営会議での報告、メンバーとのコミュニケーション、新人育成など、会社の中で求められているマーケティング部の役割りをしっかりと果たすための業務です。
「他部署との連携」は、例えばマーケティング部がリードを獲得し、そのリードに対してCSが電話でアポを取り、営業が商談をおこなうという流れだった場合、部署間での連携がとても重要になります。
マーケティング部がファネルの最上部を担当しているので、他部署をリードして全体を管理する場合もあります。
また、マーケテイング部が市場のニーズや競合などを最も把握しているため、商品・サービスの開発や改善の場に参加することもあります。
役職のないWebマーケターの頃はCV数やCPAなどの管理画面上の数値のみを気にしていましたが、マネージャーになるとそれにプラスして部署全体が上手く機能して目標を達成できているか、会社全体の売り上げが伸びているか、どういった商品やサービスを提供していけばいいかなど、会社全体のことを意識するようになりました。
1つの案件に集中して取り組みたい、経営に近いところで仕事をしたいという方は、インハウスでステップアップしていくのがおすすめです!
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まとめ
以上が「Webマーケティング初心者のためのステップアップガイド」についてです。
Webマーケテイングの仕事をする環境は、大きく分けると広告代理店とインハウスの2つです。
広告代理店とインハウスでは仕事の内容が大きく異なるので、それぞれの仕事内容を理解し、どちらでキャリアを進めていきたいかを考えましょう。
個人的には、Webマーケティングのスキルを伸ばすには複数社で働く必要があると考えているので、広告代理店とインハウスの両方で働いてみて、その上でどちらに適性があるのかを判断するのもいいと思います。
また、Webマーケティングは結果が求められる仕事なので、どちらで働いていたとしても、まずは結果を出すことが重要です。
Webマーケティングのスキルを伸ばして、結果を出して、どんどんステップアップしていきましょう!